学校の大きな掛時計

昔、学校や公民館などで見かけたような、
SEIKOの大きな掛時計です。
側面にサビ、前面ガラスに数ヶ所の黒い点キズがありますが、
しっかりと時を刻んでくれています。

【RADIO CONTROL】と書かれていますが、
もちろん電波時計ではありません。

裏側の電池ケースの蓋を開けると、
単１電池を２個・１個・２個入れる場所があります。
時計自体は電池１個で動きます。
残りの４個の電池でもう１つの機能を動かします。
それは…ラジオです！

写真５枚目の電池が入っていないケースの上にコードがあります。
こちらはアンテナになりますが、使わなくても聞こえます。
また、追加写真にもありますが、小型スピーカーも付いています。
こちらは断線しておりましたので、新しい物と交換しました。
下にはボタンがあります。
このボタンを押すとＡＭラジオが聞こえます。

周波数の調整は？と思われるかもしれませんが、
それは裏蓋を全て空けて、マイナスドライバーで調整します。
基本、周波数は変えない設定なんですね。

何の為のラジオか？と言いますと…
あらかじめＮＨＫ放送に周波数を合わせておきます。
そして、午前・午後７時の時報に合わせて、
自動で誤差を修正してくれるスグレモノなのです！

２分ほどの誤差が合っても『カチッ』と音とともに
７時に修正する瞬間は何とも言えません。

見た目もシンプルですが、機能も当時としては画期的！？
なかなかインパクトがある時計です！

直径４３.５cm　奥行９cm　重さ　５kg弱